さいしこみ醤油といって、塩水の代わりに一度搾った丸大豆醤油を再び仕込んで醸造した大変贅沢な醤油です。うまみが多く塩分控えめです(うす塩しょうゆ 食塩分20%カット)。刺身などのつけ醤油や照り焼きなどに最適です。
当蔵は大正12年に現在の地(埼玉県坂戸市)で創業しました。それ以前は農業を行っていた初代当主弓削多佐重が醸造学に興味を持ち、醤油・味噌蔵を興そうとした所、縁あって現在の埼玉県入間市にあった醤油蔵から、蔵の設備や杜氏さんを丸ごと迎え入れることになり、創業しました。そのころからの歴史を含めると200年以上の歴史となります。
現在4代目を務めております弓削多洋一は初代からの家訓である
「商売に羽織りを着せろ」との教えと、自らの信念である
「醤油は食品なので安心して口に入れられるものでなくてはいけない、醤油は調味料なのでうまくなければ意味がない。」との考えを守り、日本の味である醤油を作り続けようとしています。
こうして出来上がった数々の醤油です。じっくりご覧になり、是非お味見ください。
弓削多醤油の特徴
・国内産の丸大豆、国内産の小麦、海水を干してできた天日塩、これらを原材料にしています。
(当社では国産原料の醤油ばかりを造っていますが、全国的には全醤油量の0.2%しかありません)
・杉製の木桶で天然醸造。1年間の長期熟成。
(当社にもタンクがあります。仕込む季節や醤油の種類によってはタンク仕込みも行います)
(有機しょうゆ、木桶仕込しょうゆ、吟醸純生しょうゆなどは木桶で発酵・熟成しています)
・加熱殺菌も精密ろ過もしていない、酵母菌・乳酸菌が生きた生醤油をつくっています。
(このような醤油は要冷蔵ですし、全国的にも大変めずらしいものです)
(吟醸純生しょうゆ、重ね仕込み生揚げしょうゆ、醤遊王国2階のしぼりたて生醤油が該当します)